「腹八分目」の生物学
¥1,540
動物学

「腹八分目」の生物学

小幡 史明

岩波書店2025年7月17日

(1)

あらすじ

「腹八分目」で育てたネズミは寿命がのびるーー全てはそこから始まった。長寿の鍵となる栄養素はなにか。腹八分目で、老化そのものも防げるのか。そして不老長寿の薬は……!?発展著しいこのテーマを、気鋭の研究者が展望。「それでもお腹いっぱい食べたい」人々の切なる食欲にも向き合いつつ、健康長寿への飽くなき探究を描く。  プロローグ 1 腹八分目の生物学の夜明け  食べすぎの戒め  ラットの食餌制限で寿命が延びた  ミジンコでも延びた!  ハエでも、線虫でも、酵母でも  コラム◎蚊も腹八分目を知る? 2 長寿の虫、あらわるーー寿命と遺伝子のはなし  モデル生物と遺伝学ーー宝探し時代の訪れ  一つの変異で寿命が倍に  栄養と遺伝子がつながった  ハエでも、マウスでも同じ遺伝子  体が小さい方が長生き!? 3 寿命にかかわる栄養素を特定せよ  栄養といえばカロリー  気にすべきはカロリーではない?  寿命を最大化させる配分は  アミノ酸が鍵だった  コラム◎腸内細菌と腸活のはなし 4 「効く」アミノ酸を探せ!  個性的なアミノ酸たち  メチオニンだけを減らしてみると  メチオニンかSAMか、それが問題だ  腸の老化と健康寿命  SAMは腸老化にかかわる  長寿のそばにいつもメチオニン  メチオニンだけじゃない?  非必須なのに重要!?--定説への挑戦  さらにややこしい話、アミノ酸感知  結局、長寿スイッチをONにするには  コラム◎全部ホルモンのせい? 5 「腹八分目」はどこに効く?  そもそも老化とはーー12の指標  食餌制限でおこること  いざ、ヒトでの大規模実験  タンパク質摂取とヒトの寿命  若いうちが肝心  老化を遅らせる薬の開発へ 6 それでも食べるのをやめられない理由  我々は食べるために生きている  バッタの「タンパク質欲」  ヒトもタンパク質欲に支配されるか  食欲増強のしくみ  次世代を残すか、長く生きるか  生存戦略としての食餌制限応答  エピローグ 結局、我々はどう食べるべきなのか  おわりに  引用文献

書籍情報

ISBN
9784000297356
出版社
岩波書店
発売日
2025年7月17日
ジャンル
動物学
この本をシェアする
「腹八分目」の生物学 - 小幡 史明 | BookTrend