一九四五年八月、厖大な人命と財産を犠牲にして太平洋戦争は終り、敗戦国日本は、以後六年余り、GHQとよばれた連合国最高司令官総司令部の支配下におかれた。絶対的権力をもって日本の非軍事化・民主化をリードしたGHQは、私たちに何を残したのか。GHQの組織とその政策の変遷をたどり、戦後日本の原点を明らかにする。