日本語と外国語
鈴木 孝夫
1990年1月22日
岩波書店
語学・学習参考書
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書籍概要
第一章 ことばで世界をどう捉えるか 序論──ことばによる環境認識 一 orangeはオレンジとは限らない 二 フランス人は黄色の封筒が好き? 三 色彩語の二つの用法 四 緑のリンゴ 五 comme une pomme(リンゴのような) 六 太陽と月 七 蝶と蛾 第二章 虹は七色か 一 世界認識の反映としての言語 二 英語の辞書・事典の中の虹 三 文学・童話・絵本の虹 四 学校教育での虹 五 フランス語・ドイツ語・ロシア語の虹 六 科学者の虹、民衆の虹 第三章 日本人はイギリスを理解しているか 一 文献依存の外国文化研究はなぜ生まれたのか 二 国際交流の第一歩は何か 三 英国人が絶対に食べないもの 四 運動会の賞品は現金 五 足は恥部の一つ 第四章 漢字の知られざる働き(1) ──音読みと訓読みの関係── 一 意味論的透明性と不透明性 二 高級語彙と基本語彙の関係 三 概念の二重音声化と表記の双面性 四 日本の漢字の双面神的二面性 五 概念表記の不変・恒常性 第五章 漢字の知られざる働き(2) ──視覚的弁別要素の必要性── 一 貧弱な音韻・音節構造を補う 二 抽象的な意味構造を補う 三 視覚利用の日本語にとっての必然性と利点 四 カナ書き外来語の評価 五 言語干渉による日本語の変容 あとがき
詳細情報
- ISBN
- 9784004301011
- 出版社
- 岩波書店
- 出版日
- 1990年1月22日
- カテゴリ
- 語学・学習参考書