南京事件 新版
笠原 十九司
2025年8月1日
岩波書店
その他
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書籍概要
1937年、日本軍は中国での戦線を拡大し、戦争の泥沼に突き進んだ。その一大汚点としての南京事件。殺戮・略奪・強姦の蛮行はいかなるプロセスで生じ、推移し、どんな結果を招いたのか。日中全面戦争にいたる過程、虐殺の被害の実相、推定死者数等を旧版より精緻に明らかにし、事件の全貌を多角的に浮かび上がらせる増補決定版。 新版に寄せて 序 二つの裁判で裁かれた南京事件 1 日中全面戦争へ 2 海軍航空隊の戦略爆撃 3 中支那方面軍、独断専行で南京へ 4 近郊農村から始まった虐殺 5 南京占領ーー徹底した包囲殲滅戦 6 陸海両軍による「残敵掃蕩」 7 入城式のための大殺戮 8 陸の孤島での犯罪と抵抗 9 南京事件の全体像ーー犠牲者総数を推定する 結びにかえてーーいま問われているのは何か 主な参考・引用文献
詳細情報
- ISBN
- 9784004320739
- 出版社
- 岩波書店
- 出版日
- 2025年8月1日
- カテゴリ
- その他