キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ(4)
長月 天音
2025年10月24日
KADOKAWA
小説・エッセイ
レビューなし
書籍概要
チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。 目次 プロローグ 第一話 彩りの前菜プレート 始まりの夜に 第二話 思い出のデザートガレット 第三話 アッシュ・パルマンティエ 希望を重ねて 第四話 落ち込んだ夜のオニオングラタンスープ 第五話 特別な日のブーダンブラン 私にとって大切なもの エピローグ
詳細情報
- ISBN
- 9784041167588
- 出版社
- KADOKAWA
- 出版日
- 2025年10月24日
- カテゴリ
- 小説・エッセイ