定本 言語にとって美とはなにかI
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定本 言語にとって美とはなにかI

吉本 隆明/角川書店装丁室
2001年9月21日
KADOKAWA
言語学
4.1 (11件のレビュー)

書籍概要

言語とはなにか、芸術とはなにか。そして文学とはどのような言語の、どのような芸術なのかー。「万葉集」「古事記』といった古典や現代の詩歌をはじめ、森鴎外「舞姫」、国木田独歩「武蔵野」、夏目漱石「それから」など、文学史上のさまざまな作品を豊富に引用し、具体的に分析。表現された言語を「指示表出」と「自己表出」の関連でとらえた独創的言語論の「改訂新版共同幻想論』に並ぶ、吉本隆明の主要著作、待望の文庫化。解説=加藤典洋。 文庫版まえがき 選書のための覚書 序 第1章 言語の本質 1 発生の機構 2 進化の特性 3 音韻・韻律・品詞 第2章 言語の属性 1 意味 2 価値 3 文字・像 4 言語表現における像 第3章 韻律・撰択・転換・喩 1 短歌的表現 2 詩的表現 3 短歌的喩 4 散文的表現 第4章 表現転移論 第1部 近代表出史論(1) 1 表出史の概念 2 明治初期 3 「舞姫」・「風流微塵蔵」 4 「照葉狂言」・「今戸心中」 5 「武蔵野」・「地獄の花」・「水彩画家」 第2部 近代表出史論(2) 1 自然主義と浪漫主義の意味 2 「それから」・「ヰタ・セクスアリス」 3 「網走まで」・「刺青」・「道草」 4 「明暗」・「カインの末裔」・「田園の憂鬱」 第3部 現代表出史論 1 新感覚の意味 2 新感覚の安定(文学体) 3 新感覚の安定(話体) 4 新感覚の尖端 第4部 戦後表出史論 1 表現的時間 2 断絶の表現 3 断絶的表現の変化 4 断絶的表現の頂点

詳細情報

ISBN
9784041501061
出版社
KADOKAWA
出版日
2001年9月21日
カテゴリ
言語学