古代研究I 民俗学篇1
折口 信夫
2016年12月22日
KADOKAWA
民俗
3.5 (2件のレビュー)
書籍概要
ーー「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二) 折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版! 解説・池田弥三郎/安藤礼二 妣が国へ 常世へーー異郷意識の起伏 古代生活の研究ーー常世の国 琉球の宗教 水の女 若水の話 貴種誕生と産湯の信仰と 最古日本の女性生活の根柢 神道の史的価値 高御座 鶏鳴と神楽と ひげこの話 幣束から旗さし物へ まといの話 だいがくの研究 盆踊りと祭屋台と 解説 折口信夫論 池田弥三郎 新版解説 依代論から王権論へ 安藤礼二 収録論文掲載一覧 著者略年譜
詳細情報
- ISBN
- 9784044001964
- 出版社
- KADOKAWA
- 出版日
- 2016年12月22日
- カテゴリ
- 民俗