「知」のソフトウェア
立花 隆
1984年3月19日
講談社
雑学・出版・ジャーナリズム
3.75 (78件のレビュー)
書籍概要
●雑念を捨て去り、ひたすら精神を集中せよ。 ●読む価値のないものは読むな。 ●無意識の巨大な潜在能力を活用せよ。 ●ことさらにレトリックを弄するな。 ●オリジナル情報にできるだけ近づけ……。 新聞・雑誌・書物から個人や組織にいたるまで、多様なメディアが発信する膨大な情報を、いかに収集・整理・活用するか。情報の真偽を吟味・加工し、ゆたかな知的生産を行うには、何が必要か。ジャーナリズムの最前線で活躍をつづける著者が、体験から編みだした考え方と技法の数々を公開する。 情報の意味を読む。──コンピュータは自分が処理する情報の意味を知っている必要はない。インプットされた情報を数値化し、それを与えられた演算法則に従って計算し、その結果をアウトプットする。インプットされる情報とアウトプットされる情報の意味は、人間が解読するが、両者の間のプロセスは、意味抜きの演算である。それに対して、人間という情報系では、情報は常に意味付きでなければならない。人間の思考は意味と切り離すことができない。従って、インプット能力は、目や耳の生理的情報受容能力以上に、情報の意味を理解していく能力に左右されることになる。──本書より ●新聞情報の整理と活用 ●雑誌情報の整理について ●情報検索とコンピュータ ●入門書から専門書まで ●官庁情報と企業情報 ●「聞き取り(インタビュー)取材」の心得 ●アウトプットと無意識の効用 ●コンテ型と閃き型 ●材料メモ・年表・チャート ●文章表現の技法
詳細情報
- ISBN
- 9784061457225
- 出版社
- 講談社
- 出版日
- 1984年3月19日
- カテゴリ
- 雑学・出版・ジャーナリズム