あらすじ
資本主義の駆動力は何なのか。ゆたかさの果て、新たなフロンティアはどこに求められるのか。差異・距離が生み出す人間の「欲望」の観点から、エンドレスな拡張運動の文明論的、歴史的な意味を探る。(講談社現代新書) 豊かさの果てには何があるのか? 本書は冷戦期の終焉時に書かれた。 冷戦の終わりとは「資本主義の勝利」を意味するものであった。 社会主義という資本主義の「歯止め」がなくなったあと、資本主義はどこにいくのか? こうした問題意識から「欲望」をキーワードに、 資本主義の文明論的・歴史的な意味を探る本書は生まれた。 本書が書かれてから、20余年、 幾度のバブル崩壊を経ながらも、 さらに拡張を続けようとするグローバル資本主義。 しかし昨今の不安定な動きを見ていると、 いま人類のやるべきことは、この拡張運動を延命させることではなく、 運動に歯止めをかけるなんらかの仕組みをつくることではないか? 本書はそのためのヒントを示し、 いま私たちが生きる世界を考える重要な視点を与える一冊。 ●資本主義という拡張運動 過剰の処理としての資本主義 「欲望」についての考察 ●「外」へ向かう資本主義 産業革命とは何だったのか ●「内」へ向かう資本主義 20世紀アメリカが生みだした資本主義 ●ナルシシズムの資本主義 モノの意味の変容 欲望のフロンティアのゆきづまり ●消費資本主義の病理 「ネオフィリア」の資本主義
書籍情報
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