はじめての言語学
書籍概要
あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。(講談社現代新書) あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。 第1章 言語学をはじめる前にーーことばについて思い込んでいること 1--言語学のイメージ 2--言語学のストレス 3--言語学のポイント 第2章 言語学の考え方ーー言語学にとって言語とは何か? 1--目的はメッセージを伝えること 2--「キゴウのタイケイ」とは? 3--文を語に分け、語を音に分ける 4--虹が七色とは限らない 5--人間にだけ言語がある 第3章 言語学の聴き方ーー音について 1--大切なのは人間のことばの声 2--世界中の言語音を書き表わす方法 3--日本語に巻舌はいらない 4--声の上げ下げで意味が変わる 5--音声と音韻の違いを押さえる 第4章 言語学の捉え方ーー文法と意味について 1--文法と文法書は違う 2--世界共通の文法はない 3--いちばん小さな意味のまとまり 4--「寒いねえ」は単なる気象情報ではない 5--言語のしくみにどうアプローチするか 第5章 言語学の分け方ーー世界の言語をどう分類するか? 1--言語は数えることができない 2--日本語と英語は「比較」できない 3--《ウラル・アルタイ語族》なんてない 4--ことばは変わらないわけにいかない 5--地域差だけが方言ではない 第6章 言語学の使い方ーー言語学がわかると何の得になるか? 1--《美しい言語》も《汚い言語》もない 2--お金儲けは難しい
詳細情報
- ISBN
- 9784061497016
- 出版社
- 講談社
- 出版日
- 2004年1月17日
- カテゴリ
- 語学・学習参考書