レトリックの記号論
佐藤 信夫
1993年11月10日
講談社
語学・学習参考書
3.0 (3件のレビュー)
書籍概要
われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ないし創造力を駆使して微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論のもっとも重要な主題なのである。言語学を越えた〈記号論としてのレトリック〉の領野を呈示した著者のレトリック研究の集大成の書。 ●1 ・認識とイメージのレトリック ・創造性としてのレトリック感覚 ・自分だけのものでない言語 ・「らしさ」について ・ことば ・強調の記号論へ ・言語と逃れ去る文学と ●2 ・記号がひらく世界 ・人物像ーーイメージのレトリック ・非言語記号と翻訳 ・自由時間の記号性 ・金で買えるという意味 ●3 ・読む楽しみ(の記号論) ・読むことの小冒険 ・名前について ・手紙について ・ことわりかた ・落語 ・だから ・広告と文学のことばの形 ・美文の効用あるいは無用
詳細情報
- ISBN
- 9784061590984
- 出版社
- 講談社
- 出版日
- 1993年11月10日
- カテゴリ
- 語学・学習参考書