あらすじ
患者さんに「声のかすれ」を訴えられたこと、ありませんか? ●言語聴覚士は摂食嚥下障害や運動障害性構音障害の症例を中心に携わっているが、実際の臨床場面では、「声がかすれる」と訴える患者など、いわゆる音声障害の症例に遭遇することも少なくない。音声障害患者を目の前にした際、何を評価し、どうやって治療につなげていくのか、初学者向けに、フローチャートと対応頁によって、その流れを簡潔かつ丁寧に解説している。 ●第3章「声にアプローチしてみよう」では、“うまくいかない”場合の対応・解決策をふんだんに収載。 ●第4章「うまくいかない!?こんなときどうする?─訓練の工夫とコツー」では、第3章に記載しきれなかった音声治療手技の工夫やコツ、あるいは音声治療手技以外の内容を含め、筆者らがよく受ける質問に対する回答をQ&A形式でまとめている。 【目次】 第1章 Dysarthria患者・嚥下障害患者で声の問題を発見!どうアプローチする? 1 Dysarthriaと音声障害 2 嚥下障害と音声障害 第2章 声の問題を評価してみよう 1 問診・声の自覚的評価 2 音声の評価 3 心理的側面の評価 4 喉頭の観察 第3章 声にアプローチしてみよう 1 声の衛生指導 2 症状対処的訓練 3 包括的訓練 4 その他のアプローチ 第4章 うまくいかない!? こんなときどうする?─評価・訓練の工夫とコツ Q1 話声位や声域がうら声発声になってしまってうまく測れないです… Q2 合唱やコーラスをしている人で検査時に歌声になってしまいます… Q3 VHIはどのくらいの間隔で実施すればいいですか? Q4 子どもが受診したときはどのように評価・対応すればいいですか? Q5 軟起声/硬起声がうまくできないとき、どうすればいいですか? Q6 トリルがうまくできないとき、どうすればいいですか? Q7 腹式呼吸はどのくらいの力で圧迫介助すればいいですか? Q8 チューブ発声法はどのような患者さんに利用できますか? Q9 吸気発声がうまくできないとき、どうすればいいですか? Q10 舌骨・甲状軟骨が見つからないとき、どうすればいいですか? 喉頭マッサージはどのくらいの力で行えばいいですか? Q11 患者さんが自分の症状や変化に気付かないとき、どうすればいいですか? Q12 音声治療手技は併用しても問題ないですか? 併用するタイミングはどのようなときですか? Q13 音声治療の期間と1クールあたりのセッション数はどのくらいですか? Q14 患者さんが自主練習課題をしてくれないとき、どう対応すればいいですか? Q15 患者さんが多忙のため音声治療に通院できないとき、どう対応すればいいですか? Q16 般化のための工夫はありますか?