弱い円の正体 仮面の黒字国・日本
唐鎌大輔
2024年7月10日
日経BP 日本経済新聞出版
ビジネス・経済・就職
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書籍概要
「長引く円安」の真因に迫る どこから外貨が流出しているのか デジタル赤字は10年で2倍、四半世紀で6倍に 外資系コンサルブームも「新時代の赤字」に寄与 頭脳流出を象徴する研究開発サービスの赤字 「虎の子」の知的財産権使用料にもデジタルの影 「新時代の赤字」は原油輸入を超える 経常収支は「符号」ではなく「キャッシュフロー」で 【著者より】 経常収支黒字国や対外純資産国というステータスは一見して円の強さを担保する「仮面」のようなものであり、「正体」としてはCFが流出していたり、黒字にもかかわらず外貨のまま戻ってこなくなったりしているという実情がある。その意味で、日本は「仮面の黒字国」とも言える状況にあり、統計上の数字からだけでは見えてこない「正体」に迫る努力が必要というのが筆者の問題意識である。 第1章:「新時代の赤字」の正体 第2章:「仮面の黒字国」の実情 第3章:資産運用立国の不都合な真実 第4章:購買力平価(PPP)はなぜ使えなくなったのか 第5章:日本にできることはないのかーー円安を活かすカード
詳細情報
- ISBN
- 9784296120345
- 出版社
- 日経BP 日本経済新聞出版
- 出版日
- 2024年7月10日
- カテゴリ
- ビジネス・経済・就職