5 娯楽としての怪異・妖怪
小松 和彦/香川 雅信
2025年8月27日
河出書房新社
民俗
レビューなし
書籍概要
お化け屋敷、おもちゃ、双六、手品、妖怪画、春画、 黄表紙、映画、マンガ、ラノベ、ゲーム…… 遊びや笑い、大衆文化やフィクションに 日本人の心性を読むーーー。 これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー! 図版多数! ・ ・ ●目次● ・ 総論 娯楽としての怪異・妖怪(香川雅信) ・ 【1 娯楽と妖怪】 化物屋敷の誕生(橋爪紳也) 遊びの中の妖怪たちーー近世後期における妖怪観の転換(香川雅信) ・ 【2 江戸の化物文化】 素人の演出する怪談芸ーー江戸時代の「妖怪手品」について(横山泰子) 豆腐小僧の系譜ーー黄表紙を中心に(アダム・カバット) 化物と遊ぶーー「なんけんけれども化物双六」(岩城紀子) 春画・妖怪画・江戸の考証学ーー〈怪なるもの〉の視覚化をめぐって(鈴木堅弘) 「妖怪」をいかに描くかーー鳥山石燕の方法(近藤瑞木) ・ 【3 現代大衆文化と妖怪】 通俗的「妖怪」概念の成立に関する一考察(京極夏彦) 「見世物」から「映画」へーー新東宝の怪猫映画(志村三代子) 一九七〇年代の「妖怪革命」--水木しげる『妖怪なんでも入門』(清水潤) 鎌鼬存疑ーー「カマイタチ現象」真空説の受容と展開(飯倉義之) ライトノベル異世界転生物における異世界の生成ーーモンスターの和洋混淆状態を手がかりに(伊藤慎吾) ・ 解題(香川雅信)
詳細情報
- ISBN
- 9784309714851
- 出版社
- 河出書房新社
- 出版日
- 2025年8月27日
- カテゴリ
- 民俗