カント
小牧 治
2015年9月1日
清水書院
哲学・思想
レビューなし
書籍概要
カントはフランスの啓蒙思想家たちが,封建的な道徳や信仰の権威を打ちこわしたあと,個人や社会の善意の普遍的な基準となる道徳法則を確立した。≪純粋理性批判≫≪実践理性批判≫≪判断力批判≫は三大批判書と呼ばれ,カントの思想の中心をなすものである。それらの中で,真理,道徳,美を徹底的に追求していく。 目次(内容と構成) カントについて --カントとわたしーー カントにひかれて わたしに投げかけられた問題 カント的精神はいずこへ 1 カントの住んだとき・ところ 期待された不自然 --片すみの、東ブロイセンでの物語ーー 殿様の時代からフリードリヒの世紀へ 住みなれた、ケーニヒスベルク 2 哲学研究にささげられた生涯 つつましい一市民のせがれ わが道を行く、大学教師 思想遍歴のスケッチ 老衰とのたたかい 人間カントのおもかげ 3 人間とは何であるか --カント哲学が探究したものーー 批判哲学の課題 人間は何を知りうるか --『純粋理性批判』-- 人間は何をなすべきか --『実践理性批判』-- 道徳と自然との調和 --『判断力批判』-- 人間は何を望んでよろしいか --『たんなる理性の限界内の宗教』-- 『永久平和のために』 けっきょく、人間とは何であるか --『実用的見地における人間学』-- おわりに --カントを活かす道ーー カント年譜 参考文献 さくいん
詳細情報
- ISBN
- 9784389420154
- 出版社
- 清水書院
- 出版日
- 2015年9月1日
- カテゴリ
- 哲学・思想