強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考
書籍概要
「成長し続けなきゃ」 「仕事と感情は切り離そう」 「自責であれ」 「時間を何か有意義なことに使わなきゃ」 「◯◯力をつけよう」 「ポジティブ思考で生きよう」…… 「強いビジネスパーソンを」目指して鬱になり、考えた、「資本主義のしんどさ」から自分を守って生きる法。 がんばりたいのに、がんばれなくなってしまったのは、なぜだろう? これは僕だけの話じゃない。 はじめに 僕たちは、「強くなろう」とせずにいることがとても難しい時代を生きている。 第1章 強さを求めて弱くなった 経済メディアの真ん中から/「何もできない地獄」で学んだ3つのこと/ある末期がん患者との出会い/復職に向けて など 第2章 成長のレースからは降りられないのか? なぜ成長しなければいけないのか?/時代の加速は「生きる」にどう影響するか?/いつどこにいても安定できない/役に立たなくていい など 第3章 なぜ「時間を有意義に使わねば」と追い立てられるのか? 分配される時間と生成される時間 /コスパ・タイパの内面化 /努力とは癒し/僕たちはもっとゆったり生きるはずだった など 第4章 能力主義って苦しくないか? 「能力」など存在しない/能力は「現象」に過ぎない/「触媒的能力」/個人に成長を求めず競争力を高める経営 など 第5章 ビジネスの世界が理想とする個人、強すぎない? 「どこでも誰とでもいつだって私」なわけがない/アメリカの「パチンコ玉的自分」と日本の「ウツワ的自分」/「察し」と「伝え」 など 第6章 「私のせい」を軽くする あなたの決断は本当にあなたの責任なのか/「誰になるか」を選び続ける悩みと疲れ/私は誰かの中にいる など 第7章 弱いままにどう生きるか 休むのではなく「別の行為をする」/「コミュ力がない人」の友達の作り方/自分の価値と市場価値をどう切り離すか など 最終章 弱さの哲学 愚かさとは「理性の失敗」である/学ぶ者の「上から目線」/愚かさでつながる可能性/悟ったフリをしない/最後に など
詳細情報
- ISBN
- 9784478120378
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 出版日
- 2025年3月13日
- カテゴリ
- 生き方・リラクゼーション