あらすじ
「新しい」政治が始まる!? 実は日本には「新しいリベラル」と言いうる人々が存在することが、7000人を対象とする社会調査から浮かび上がってきた。 この人たちが求めるのは、私たちの「成長」をサポートする政治だ。 「新しいリベラル」は最多数派を占めるのに、これまで見落とされてきたのはなぜか? 「従来型リベラル」や保守層など他の社会集団と比較しながら、「新しいリベラル」が日本政治に与えるインパクトと可能性を示す。 「新しいリベラル」の実像と可能性を明らかにした、初めての書! はじめに──見えてきた「新しい」リベラルの姿 第1部 これまでのリベラル 第1章 衰退しつつあるリベラル? 1 人々からの支持を失ったリベラル? 2 民主党政権とその後のリベラル 3 リベラルへの批判を検証する 4 保守に取り込まれたリベラルな価値 5 朝日新聞の従軍慰安婦報道 6 憲法9条を死守する護憲リベラル 7 集団自決をめぐる歴史認識 8 従来のリベラルの衰退? 第2章 「保守vsリベラル」はどこまで有効か? 1 「保守vsリベラル」図式とは? 2 「保守vs革新」からの継承 3 政党間の対立軸はどこまで説明できる? 4 有権者にとっての有用性 5 「保守vsリベラル」図式は有効か? 6 見えにくくなったリベラル 第3章 旧リベラルとは何か? 1 それはいかなる立場か? 2 90年代に発見された日本のリベラル 3 55年体制と江田ビジョン 4 旧リベラルの「根幹」と「枝葉」 第4章 旧リベラルを支える思想 1 憲法9条改正反対論者の非武装中立論 2 日米安全保障条約への反対 3 天皇制反対 4 従軍慰安婦問題 5 革新の純血主義 6 戦後民主主義について 第2部 新しいリベラルの全体像 第5章 その理論と思想 1 社会的投資国家の起源 2 「第三の道」というビジョン──ギデンズ 3 「福祉革命」の提唱──エスピンー アンデルセン 4 「新しいリベラル」の政治理論──ベラメンディ 5 イノベーティブな「社会的投資国家」論──マッツカート 6 「資本主義の精神」衰退への処方箋 7 未来社会への投資──社会的投資国家の理念 第6章 それはどんな人たちか? 1 可視化のための研究戦略 2 理論的な枠組み 3 調査からみえてきた六つの社会層 4 新しいリベラルの基本的特徴 第7章 新しいリベラルを取り巻く五つのグループ 1 残り五つのグループ、それぞれの特徴 2 六つのグループ、それぞれの人物像 第8章 新しいリベラルの政治参加 1 投票行動を分析する 2 新しいリベラルとはどんな人たちか? 第9章 新しいリベラルが作り出す「新しい」政治 1 新しいリベラルが日本政治を大きく変える? 2 連合を作る責任倫理 3 新しいリベラルへの批判に応える 4 リベラル全般に対する批判に応える 5 戦争と平和と新しいリベラル あとがき 参考文献