あらすじ
激動する大地、飛び交うデマ、虐殺される朝鮮人……関東大震災を自らの体験をもとに描いた記録文学の金字塔。解説 天児照月・西崎雅夫・石牟礼道子 揺れる大地、飛び交うデマ、虐殺される朝鮮人…… 100年前の関東大震災を追体験する、記録文学の金字塔。 待望の文庫化! 「朝鮮人だ、朝鮮人だ!」「ぶっ殺してしまえ」 「彼等だって人間だ、我々と同じように」 「主義者でも朝鮮人でも出てくるがよい、片っぱしから斬って捨ててやるから」 非常事態が人を変貌させる……人間の闇を描く衝撃作。 惨禍の中で生活全般を根こそぎにされたとき、 人は何を思い、行うかーー石牟礼道子(巻末エッセイより) 殺した人・殺された人。その人たちは本当にいた。 そこに私がいたら、どうしただろうか?--斎藤真理子 1923年9月1日11時58分、関東大震災が発生。関東一帯の大地が激動し、東京は火の海になった。突然起こった惨禍に、人々は動揺し、流言蜚語が発生。「朝鮮人が暴動を起こす。火をつける」というデマにより、多くの朝鮮人が虐殺された。自らの衝撃的な体験をもとに書かれ、震災の翌年から連載が開始された記録文学の金字塔。巻末に石牟礼道子によるエッセイを収録。 解説 天児照月・西崎雅夫 序 第一日 第二日 第三日 その後 解説──「あとがき」にかえて 天児照月 解説 江馬修『羊の怒る時』の意味 西崎雅夫 存在の根底を照らす月明り 石牟礼道子
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