あらすじ
社会のニーズの変化に適応し続けるために医療者には「自ら学ぶ」力が求められる。医師・医学生を対象とした研究から見出したポスト・コロナ時代の新たな医学教育の鍵とは。 第1章 医学教育における自己調整学習とは はじめに 1 自己調整学習理論が誕生した背景 2 自己調整学習の基本的概念・特徴 3 Zimmermanの循環モデル 4 自己調整学習の医学教育への応用 第2章 日本の医学部教育における自己調整学習の現状と課題 1 医学教育における到達目標の変化 2 日本の医学部におけるPBLの実状 3 日本の教育文化や高等教育を考える 4 日本の医学部で行う自己調整学習研究の意義 第3章 地域医療総合医の自己調整学習からのヒント はじめに 1 自治医大卒業生医師の自己学習に着目した理由 2 本研究の設定・方法 3 結 果 4 本研究の考察 5 本章の結論 第4章 学生設計型選択プログラムの自己調整学習からのヒント はじめに 1 教師中心型学習コンテクストとしての自治医大カリキュラムの現状 2 学習者中心型コンテクストを目指す学生設計型選択プログラム 3 本研究の設定・方法 4 結 果 5 本研究の考察 6 本研究の限界と今後の展望 7 本章の結論 第5章 医学部カリキュラムにおける自己調整学習教育の試み はじめに 1 臨床現場教育での自己調整学習改善のためのメンタリング 2 本研究の設定・方法 3 結 果 4 本研究の考察 5 本章の結論 第6章 自己調整学習力の育成ーー専門職アイデンティティを刺激する はじめに 1 専門職(profession)とは何か 2 専門家(professional)とは何か 3 プロフェッショナリズムとは何か 4 プロフェッショナリズムを教育する難しさ 5 アイデンティティ形成と関連付けたプロフェッショナリズム学習 6 医学部教育における専門職アイデンティティ形成の実践 7 生涯学習力としての自己調整学習力の育成ーー専門職アイデンティティを刺激する 8 結論に向けてーー専門職アイデンティティ基盤自己調整学習理論 9 結 論 第7章 ウィズ・コロナ、ポスト・コロナ時代の医学部教育と自己調整学習 はじめに 1 知識・技能・態度領域におけるニューノーマルな医学教育を考える 2 専門職アイデンティティは生涯にわたり刺激でき、自己調整学習力は涵養できる