渓流釣りは、著者生涯にわたる趣味であるとともにフィールドワークでもあった。今西自然学の傍流に位置しながらも、終生追究し続けた“渓魚の生態”と随想。論稿「イワナとヤマメ」「イワナ族」のほか、単行本・全集未収録エッセイ三編収録。