あらすじ
高校歴史教科書の知識をベースに、西洋史・東洋史と日本史を結びつけ、複雑に入り組む20世紀の歴史を同時的に描く。人種主義やジェノサイドなど、人類共通の問題群を主軸に据え、各国の視点からではなく、世界史上の出来事のトランスナショナルな関係性を重視するグローバル・ヒストリーの視点から、世界現代史の再構築を試みる。大人が学び直すための世界現代史入門として最適。 はじめに プロローグ 20世紀前夜の世界 第1章 人種主義と民族主義の拡大ーー1900年代 1 人種主義の拡大 2 アジア民族主義の拡大 3 民族主義の抑圧構造 第2章 革命と戦争の世界ーー1910年代 1 世界分割から世界大戦へ 2 アフリカと中東の世界大戦 3 アジアとアメリカの世界大戦 4 ロシア内戦とユーラシアの動乱 5 講和会議の内と外ーー民族自決の波及 第3章 平和と協調の模索ーー1920年代 1 世界大戦後の戦い 2 共産主義の拡大 3 黄金時代の人種主義 4 平和運動と国際協調 第4章 奈落へとおちる世界ーー1930年代 1 世界恐慌下の民族自決 2 独裁の恐怖と翻弄される人々--ソ連・満洲・パレスチナ 3 ジェノサイド化する戦争のはじまり 4 第二次世界大戦勃発の裏側で 第5章 世界の破滅、終わらない戦争ーー1940年代 1 膨張する戦場 2 枢軸国によるジェノサイドと抑圧 3 連合国によるジェノサイドと破壊 4 敗戦国の崩壊と人口移動 5 大戦後もつづく戦争 6 宗教対立と難民ーーパレスチナとインド 第6章 核の恐怖から平和共存へーー1950年代 1 朝鮮戦争と東アジアの危機 2 「アメリカ化」と「脱アメリカ化」 3 核の恐怖、平和の希求 4 平和共存への遠い道 第7章 グローバルな市民の抵抗ーー1960年代 1 「アフリカの年」と反人種主義の戦い 2 非同盟主義と核拡散 3 アジアにおけるイデオロギー闘争 4 「1968年」 第8章 現代世界の転換期ーー1970年代 1 途上国の逆襲 2 「過去の克服」--西ドイツと日本 3 独裁の終焉とインドシナ半島の混迷 4 イスラーム主義の登場 第9章 民主化のドミノーー1980年代 1 運動の弾圧と民主化の萌芽 2 チェルノブイリから平和へ 3 民主化へと向かう世界 第10章 地域の分裂と統合ーー1990年代 1 和解する世界 2 ヨーロッパの分裂と統合 3 内戦とジェノサイド 4 不安定化する世界 エピローグ 21世紀の世界 参照教科書一覧 参考文献 おわりに 人名・事項索引