「便利さ」「楽しさ」「安全性」。テクノロジーの発達は多くの効用を登山者にもたらした。しかし、その一方で、テクノロジーに頼り、依存し過ぎることが原因で、遭難したり、遭難一歩手前まで追い込まれたりする登山者が近年は増えている。登山者は、どのようにテクノロジーと向き合い、活用するのが最適か。現役登山ガイドが「IT時代の山岳遭難防止」を考える。