脳から見える心
¥2,860
臨床医学外科系

脳から見える心

岡野憲一郎

岩崎学術出版社2013年07月

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あらすじ

●あらゆる精神科的な疾患について、脳科学的な根拠を知ることは、それらが「本当の病気」であり、来談者たちはそれに苦しんでいる犠牲者であるという理解を促す。「来談者の訴えに虚心坦懐に耳を貸しなさい」というよりは、「個々の病気を知りなさい」という教えのほうがより現実的である。虚心坦懐には限度があるが、病気を知ることで、それが「気のせい」ではないことがわかる。それが来談者の苦しみを知ることでもある。個々の病気を知るために、心理士は精神医学や脳の専門家になる必要はないが、「脳科学オタク」くらいにはなっておくことは必要だろう。 本書は脳を知って病を知り、他者の苦しみへの共感を深めるための1冊。 ●目次 第1部 神経ネットワークが生む心という現象 第1章 ミラーニューロンから考える「共感とは何か?」 第2章 オキシトシンが問いかける「愛とは何か?」 第3章 マインド・タイム──意識と時間の不思議な関係 第4章 サイコパスは「異常な脳」の持ち主なのか? 第5章 ニューラルネットワークとしての脳 第6章 夢と脳科学 第7章 解離現象の不思議 第2部 脳を知って病を知る 第8章 脳の配線異常としてのイップス病 第9章 DBS(脳深部刺激)への期待 第10章 右脳は無意識なのか? 第11章 愛着と脳科学 第12章 サヴァン症候群が示す脳の宇宙 第13章 小脳はどこに行った? 第3部 快と不快の脳科学 第14章 報酬系という宿命 その1──何に向かい、何を回避するか 第15章 報酬系という宿命 その2──快の錬金術 第16章 報酬系と日常生活──相手を不快にさせないのが流儀 ●著者について 岡野憲一郎(おかの けんいちろう) 1982年 東京大学医学部卒業,医学博士 1982〜85年 東京大学精神科病棟および外来部門にて研修 1986年 パリ,ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修 1987年 渡米,1989〜93年 オクラホマ大学精神科レジデント,メニンガー・クリニック精神科レジデント 1994年 ショウニー郡精神衛生センター医長(トピーカ),カンザスシティー精神分析協会員 2004年 4月に帰国,現職 国際医療福祉大学教授,米国精神科専門認定医 国際精神分析協会,米国及び日本精神分析協会正会員,臨床心理士

書籍情報

ISBN
9784753310616
出版社
岩崎学術出版社
発売日
2013年07月
ジャンル
臨床医学外科系
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