あらすじ
「自分にとって『都合のいい意見』だけを信じたくなる」 「空いているお店より行列ができているお店に入りたい」 「自分の好みより『口コミが良い商品』を買いたくなる」 こんな行動や選択をしてしまうことは、ないでしょうか。 これらにはすべて、行動経済学が関わっています。 自分の意見と異なるものを無視したり軽視したりする「確証バイアス」。 行列ができている、人気のあるものに惹かれる「バンドワゴン効果」。 口コミを信用したくなる「ウィンザー効果」。 商品やサービスを売る企業側は、 私たち消費者にお金を使ってもらうために、 行動経済学の理論をフル活用しています。 巧みな販売戦略や広告に踊らされてしまうと、 自分の意思で行動したつもりが、 「無意識に誘導された選択」をしてしまうのです。 本書では、日常の買い物行動を例に、 「なぜその選択をしてしまうのか?」を 行動経済学の視点で解き明かしていきます。 自分の選択や行動の理由を知ることは、 より良い意思決定をしていくことにつながります。 思考のクセを知り、 さまざまな仕掛けを見抜き、 「納得できる選択」をする力を身につける。 その積み重ねは、 あなたの暮らしや人生を豊かにしていくはずです。 ※本書は2021年9月に株式会社秀和システムより刊行された『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』を改題し、修正したものです。 ◎第1章 「便利さ」が判断力を狂わせる …ネット検索のやり過ぎは「考える力」を低下させる? …「クチコミ」を信じる前に知るべきこと …「変えるのがめんどくさい」を利用する企業戦略 など ◎第2章 「損したくない気持ち」が損を生み出している …「欲しい気持ち」を誘導する数字のマジックとは …「慣れ」が判断を鈍らせる理由 …私たちはなぜ「一貫性」を求めたがるのか など ◎第3章 「選んで」いるつもりが実は「選ばされて」いる …選択肢が多いほど不自由になる理由 …なぜ「松竹梅」で竹を選ぶ人が多いのか …「後悔したくない」気持ちがあなたから理性を奪う など ◎第4章 「大きな選択」ほど合理的に決められない理由 …「一生モノの買い物」を“選ばされない〞ために …「住宅ローンは当たり前」という考え方の落とし穴 …なぜ「当たらないもの」に賭けたくなるのか など