ディズニーランドの社会学
Amazon楽天
共有する
¥1,760
参考価格

ディズニーランドの社会学

新井 克弥
2016年7月20日
青弓社
テーマパーク
3.25 (6件のレビュー)

書籍概要

テーマパークを乱立させてディズニー化する現代日本社会と、それに反して脱ディズニー化する東京ディズニーランドーー創始者の思想が希薄化し、ジャパン・オリジナルへと変貌しているーーを現代社会論・メディア論の視点から解析する刺激的な成果。 はじめに 第1章 様相を変貌させる東京ディズニーリゾート  1 「ディズニー学」の基礎知識  2 パーク内はコスプレ会場と化した?  3 ファミリー・エンターテインメントからの逸脱  4 TDR=送り手側も異様?  5 ウォルトの存在が薄れるほどゲストの数は増える? 第2章 ディズニーランドと日本人ーーディズニーというゆりかごのなかで  1 ディズニーと日本人の関係史  2 日本アニメの苗床になったディズニー  3 プロレスとディズニーが高度経済成長とテレビ普及に貢献  4 ディズニーになじんでいた戦後世代  5 日本人へのディズニー再教育 第3章 テーマパークの本質:1--情報圧によるめまい  1 テーマパークとは何か  2 テーマ性の入れ子構造  3 TDSでのテーマの重層構造 第4章 テーマパークの本質:2--ハイパーリアリティー  1 ハイパーリアリティーとは何か  2 テーマランドはコピーのコピー  3 ジャパン・オリジナル、ダッフィーの誕生  4 ダッフィー的システムの方法論化 第5章 テーマ性の崩壊  1 崩壊を象徴するパレード  2 マクロと中規模(=ミドル)のテーマ性  3 ミクロなテーマ性  4 テーマ性崩壊をさらに進める「ハピネス・イズ・ヒア」  5 テーマなきテーマパークの出現 第6章 ジャパン・オリジナル化するTDR  1 グレムリン化するゲスト、ドン・キホーテ化するTDL  2 消費文化の伝統文化への昇華をもくろんだウォルト  3 アキバ化するTDL 第7章 ディズニー化する社会、脱ディズニー化するTDR、そして……  1 ファストフードとファミレスを経験した一九七〇年代  2 ディズニー化とは何か  3 社会がディズニー化していく  4 脱ディズニー化する未来 第8章 TDRは聖地になりうるか?  1 評価が分かれる『アナ雪』  2 微分的文化と文化相対主義  3 二つの聖地 付録 ディズニーを学ぶ人のために  1 ウォルトを知る  2 ウォルト没後のディズニーの状況を知る  3 東京ディズニーリゾートを知る  4 専門的な視点からディズニーを考える 参考文献 おわりに

詳細情報

ISBN
9784787234056
出版社
青弓社
出版日
2016年7月20日
カテゴリ
テーマパーク