なぜ?から始まる零戦開発史
古峰 文三
2025年6月17日
イカロス出版
工学
レビューなし
書籍概要
戦後80年、ここまで分かった「零戦」開発に至る経緯 支那事変にて初陣を飾り、太平洋戦争では日本海軍の主力戦闘機として戦い続けた「零戦」こと零式艦上戦闘機。 設計主務者・堀越二郎ら設計陣の尽力によって生み出された名機・零戦だが、その開発経緯や設計の詳細について、曖昧または誤った解釈がなされている面がある。 本書は航空史、軍事史、機械工業史研究家・古峰文三が、非公開のものを含む資料を渉猟し、得られた知見に基づいて「零戦」開発の実相に迫る。 なぜ零戦は開発され、なぜ、我々が知るような形態を採るに至ったのか? 各種の「なぜ」に答えを導きながら、零戦開発の歩みを明らかとする。 堀越二郎はなぜ航空機設計者となったのか? なぜ七試艦戦は失敗したのか? なぜ九試単戦は成功したのか? 「名戦闘機」ではなかった九六式艦戦 なぜ陸軍は三菱九試単戦に興味を示したのか? 零戦最大の特徴だった二〇粍機銃はなぜ採用されたのか? 出そろった新技術、プロペラと発動機、そして燃料 零戦の開発はいつ始まったのか? 十二試艦戦の計画要求書はこうして決定した 十二試艦戦試作の「苛酷さ」の正体 三菱十二試艦戦の特徴とその採用理由 青天の霹靂だった「栄」への換装通達 十二試艦戦第一号機とはどのような機体だったか? 零式一号艦上戦闘機一型(零戦一一型) 十二空零戦隊、初陣の前後 栄光の陰に生まれていた機体強度への疑念 A6M2の実力はどの程度だったのか? 零戦の運命を変えた下川万兵衛大尉の殉職 事故対策が海軍戦闘機隊に与えた影響 零戦二一型と一式戦「隼」 より深く楽しむための読書案内 【参考資料】零戦の性能要目表
詳細情報
- ISBN
- 9784802216227
- 出版社
- イカロス出版
- 出版日
- 2025年6月17日
- カテゴリ
- 工学