どうして?で読み解く零戦発達史
古峰 文三
2025年8月21日
イカロス出版
ミリタリー
レビューなし
書籍概要
戦後80年、ここまで分かった「零戦」改良・発達の経緯 太平洋戦争緒戦において日本海軍の快進撃の立役者となった「零戦」こと零式艦上戦闘機。 同時代の他国戦闘機を上回る高性能を誇った名機・零戦は、改良による性能向上が図られた上、後継機の開発失敗などにより、さらなる改型が生み出されることとなった。 本書では航空史、軍事史、機械工業史研究家・古峰文三が、非公開のものを含む資料を渉猟し、得られた知見に基づいて「零戦」発達の過程を追う。 どうして零戦は改良され、多様な型式と派生型が開発されるに至ったのか? 各種の「どうして」に答えを導きながら、零戦発達の歩みを明らかとする。 零戦の性能向上計画 理想の零戦とはならなかったA6M3 零戦の高高度戦闘機計画 水上戦闘機構想 二式水戦 零戦の発達を妨げた「二号零戦問題」 「応急解決型」だった零戦二二型 「応急解決型」から「根本解決型」へ 零戦二二型の改良 整理された零戦改良計画 零戦四一型と零戦五二型 太平洋戦争前半までの零戦の二十粍機銃 戦争中期の二十粍固定機銃 零戦の落下増槽 零式練習用戦闘機はどうして昭和十九年まで造られなかったのか? 零戦を継ぐ戦闘機候補だった「雷電」 「零戦の再来」とはならなかった「烈風」 戦闘馬力とは何か? 「老いた名馬」ではなかった零戦 堀越二郎の手から離れていく零戦 零戦再生計画 五三型と五二丙型 零戦の「金星」換装計画 零戦の防火装備 零戦の本当の調達価格を推算する 最後の零戦シリーズ 六〇型 零戦機体製造番号表(A6M3〜A6M7)
詳細情報
- ISBN
- 9784802216487
- 出版社
- イカロス出版
- 出版日
- 2025年8月21日
- カテゴリ
- ミリタリー