あらすじ
第9回日本医学ジャーナリスト協会賞≪満美子賞≫受賞! ディペックス・ジャパンは、病いを経験した本人や家族の「語り」(映像・音声・テキスト)をウェブサイトで公開することによって、1同じ状況にある人々が病いと向き合うための勇気と知恵を身につけること、2「語り」が教育や研究に活用され、よりよい医療実践につながることを目指しています。本書では、「語り」を医療者教育に活かす意義や方法を整理し、実際の活用例を紹介します。 【主な内容】 ●プロローグ 一人称の語りを聴くということ ●PART1 患者の語りを医療者教育に活用する意義 1-1 患者の語りがもつ力 1-2 闘病記を用いた医療者教育ー初学者に病いを教える 1-3 語りを使った教育が刺激・触発する医療者の資質・能力 1-4 「人の語り」は医療の鏡ー人間理解を深めるディスカッションを 1-5 「患者の語り」の教育的活用の現状ーアンケート調査をもとに ●PART2 患者の語りを活用した医療者教育 《患者の全人的理解を深める》 2-1 病い体験・家族関係・就労などから患者を全人的に理解するー「社会学」「福祉社会論」の教材としての活用 2-2 がん患者の家族の体験を知るー大学院におけるがん看護学教育 2-3 「認知症の語り」を用いた施設内研修ー本人および家族の経験を理解するための教材の作成と活用 《患者主体の医療を考える》 2-4 根拠に基づく実践を学ぶー「疫学・保健統計学」への患者の語りの導入 2-5 病いの経験を語る患者に宛てる手紙ー薬学教育における医療コミュニケーション 2-6 医学部プロフェッショナリズム教育における患者の語りの活用 2-7 語りをもとにした「模擬患者参加型学習用シナリオ」の作成とその活用ー服薬指導の場面をとらえて 2-8 個々の患者への適用を重視したEBM教育の実践報告ー「公衆衛生学実習」での試み 2-9 医療・生命倫理における「語り」を活用したディープ・アクティブラーニングー薬学教育における「薬学研究SGD演習」 ・コラム1「慢性の痛みの語り」から学べること ・コラム2卒業研究におけるデータシェアリングの活用 ・コラム3患者は、それぞれ異なる人 ・コラム4「認知症の語り」ウェブサイトを構築して ・コラム5慢性疼痛当事者としての「語り」 ・コラム6「認知症サポート薬剤師:e-ラーニング講座」での語りの活用 ・コラム7テュートリアル教育における「患者の語り」の活用 ●資料 ・「健康と病いの語りデータベース」の活用に向けて