あらすじ
待望の改訂版! より深い疾病の病態理解と,より質の高い病院前救護のために PEMECは急性疾病の傷病者に対して,現場に出動した救急隊員がどのような活動を行うべきかを明確にし,その標準化を目的として定められた。PEMECはPCECやPSLSへの移行の起点ともなる。本書では呼吸困難,動悸,胸痛,腹痛,めまい,体温異常などの症候に対する初期対応を定め,シナリオに基づいたシミュレーショントレーニングで質の高い病院前救護が実践できるよう工夫されている。 本書の特徴(主な改訂点) ・「ハイリスク症候」「内因性ロード&ゴー」などの基準を用いて重症以上の判断ができるようになっており,総務省消防庁による活動基準や緊急度判定プロトコルとの整合性を向上させました。 ・脳卒中や意識障害,循環器疾患に対してはPEMECからPSLSやPCECなどのアルゴリズムに移行できるように工夫されています。 ・本書で取り上げる16症候について,関連する症候の特徴と,緊急度や搬送先医療機関の目安を表にまとめました。また,初版の2倍以上となる34のケースシナリオ・ケースマップを新たに掲載。PEMECコースでの活用と,救急隊員が各地域で遭遇する多様な状況に関する実践的な学習に役立てていだけます。 1 イントロダクション 1 PEMECの位置づけ 2 PEMECと主な標準化コース 3 PEMECの概略 4 PEMECと緊急度判定プロトコル 2 PEMECアルゴリズム Step1:状況評価 Step2:初期評価 Step3:情報収集およびバイタルサインの測定 Step4:判 断 Step5:全身観察/重点観察 Step6:評価・ファーストコール・特定行為 Step7:車内活動 3 状況評価 1 119番通報 2 感染防御 3 携行資器材の確認 4 現場確認,安全確認 5 傷病者数の確認,応援要請の要否 6 外傷の除外(ルールアウト) 4 初期評価 1 気道・呼吸の評価と処置 2 循環の評価と処置 3 中枢神経系の評価と処置 4 体温の評価と処置 5 情報収集およびバイタルサインの測定 1 情報収集 2 バイタルサインの測定 6 判 断 1 PSLS/PCEC/PACCなどへ移行する場合 2 輸液プロトコル・ブドウ糖投与プロトコルの適応 7 全身観察/重点観察 1 身体観察の進め方 2 頭部の観察 3 顔面の観察 4 頸部の観察 5 胸部の観察 6 腹部の観察 7 意識レベルの評価と神経所見の観察 8 評価・ファーストコール・特定行為 1 評 価 2 ファーストコール 3 医療機関の選定 9 車内活動 1 車内収容時の対応 2 継続観察 10 チームワーク 1 ブリーフィング 2 役割分担と再配分 3 リーダーシップ 4 コミュニケーション 5 デフュージングとデブリーフィング Ⅺ 症候別各論 PEMECのシュミレーショントレーニング 1.痙攣 2.頭痛 3.めまい・ふらつき 4.しびれ・麻痺 5.呼吸困難 6.動悸 7.胸痛 8.背部痛 9.腰痛 10.体温異常 11.固形異物誤飲 12.悪心・嘔吐 13.腹痛 14.喀血・吐血 15.下痢 16.下血・不正性器出血