映画『夜明けまでバス停で』『桐島です』の脚本家が明かす、傷だらけで愛おしい人生。 「黙っていたけど、あなたのお父さんは、役者でクリスマスツリー爆弾事件の犯人なの。あなたが生まれる前のこと。それからずっと、十四年も隠れて暮らしてるの」「見つかったらどうなるの?」「逮捕されちゃう」 左翼、革命、学生運動、自己批判、人民の子……父は、何を守りたかったのだろう?