理想の出版を求めて
大塚 信一
2006年11月5日
トランスビュー
雑学・出版・ジャーナリズム
3.5 (2件のレビュー)
書籍概要
数々の大型企画や季刊誌『へるめす』の創刊など、学問・芸術・社会をつなぎ、新たな文化シーンをパノラマのごとくくり広げ、人文知の形成に大きな役割を果たした一編集者の躍動感溢れるドキュメント。著者は、1997年から2003年まで岩波書店の社長を務めた。 第一章小僧の修業 岩波書店の"新人教育"/特集企画を立てる 第二章哲学者たち 講座「哲学」の編集/編集の師との出会い/個性きわだつ人々 第三章新書編集とフランクフルト国際書籍市 青版の時代/黄版の出発/フランクフルトコネクション 第四章知的冒険の海へ 「現代選書」と「叢書・文化の現在」/「20世紀思想家文庫」と「口座・精神の科学」/『魔女ランダ考』『世紀末ウィーン』『文化の詩学』など 第五章不可能への挑戦『へるめす』の輪1 文化創造のための季刊誌/支柱としての林達夫 第六章知的冒険を楽しむ 単行本とあたらしいシリーズ/「新講座・哲学」と単行本 第七章編集長としての後半戦『へるめす』の輪2 同人たちのがんばり/ベストセラー作家から科学者まで 第八章転換期の企画 ジャンルを超えた講座/「中村雄二郎著作集」から『安楽に死にたい』まで/二十一世紀のためのいくつかの試み おわりに 垣間見たユートピア あとがき・索引
詳細情報
- ISBN
- 9784901510424
- 出版社
- トランスビュー
- 出版日
- 2006年11月5日
- カテゴリ
- 雑学・出版・ジャーナリズム