フォーク歌手・笠木透が集めた「戦争中の子どもの替え唄」の数々を紹介するとともに、“子どものコスモロジー”“音楽社会史”“ライフヒストリー”という三つの視点から、戦時下を生きた子どもたちにとって替え唄を歌うことの意味とは何だったのかを問う。子ども文化論の新たな地平を切り拓く鎮魂の書。