乳と捨て子の〈近代〉
¥1,980
民俗

乳と捨て子の〈近代〉

沢山 美果子

吉川弘文館2025年11月25日

なし

あらすじ

養育できない子どもを捨て他者にゆだねた〈近世〉から、母性愛が強調される〈近代〉へ。その過程で、乳母に頼らず実母の母乳哺育をよしとする風潮が生まれていく。他方、子を捨てる親は「鬼」と呼ばれた。育児相談、母親の育児日記、乳児用ミルクの広告、捨て子に添えられた手紙などの史料を切り口に、子どものいのちをつなぐ営みの変化を探る。 乳と捨て子の近世から近代へープロローグ 近世・近代転換期の棄児院構想  堕胎・間引きへの対応策としての棄児院  堕胎の習俗化への対応 「堕胎圧殺禁止衆議書」  江戸と大坂の「捨子養育所」構想 明治期の乳母をめぐる現実と言説  近世・近代転換期を生きた福澤諭吉と乳母養育  福澤の手紙に見る乳母  乳母選びをめぐる苦労 「家庭」への着目と乳母否定へ  母の日記と医者の育児日記 「母乳」の語の登場と「母乳哺育」の価値化  「はゝのちゝ」から「ぼにゅう」へ  「育児問答」に見る乳をめぐる悩み  二つの育児日記  乳児死亡率と「母乳哺育」の重視 「捨子」から「棄児」へ  捨て子の近世から近代へ  新聞記事を読み解く  捨て子は「哀れなる物語」に 産み育てる現場に立つーエピローグ

書籍情報

ISBN
9784642306263
出版社
吉川弘文館
発売日
2025年11月25日
ジャンル
民俗
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