地図から信州が見えてくる
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地図から信州が見えてくる

今尾恵介
2022年9月15日
信濃毎日新聞社
地図
4.0 (1件のレビュー)

書籍概要

鉄道や道路がそのルートを通った秘密と地形の克服法。 古い地名が残る街と、合理的な地名に整理された街。 市町村の合併と境界線の変遷、過疎で消えていく山中の集落。 地図を眺めていると、さまざまな「なぜ?」にぶつかります。特に、山間の厳しい地形でありながら明治の早期に鉄道交通が開通し、農業や製造業、観光が発達した長野県では、特有の地形や地質と合わせ、さまざまな特徴や変化が目を引きますが、新旧の地図を見比べると、その変化の移り変わりや、そうなった背景も透けて見えてきます。 本書は「地図の達人」として地図・鉄道に多数の著書がある今尾恵介さんが信州をフィールドに「各地の気になる特徴」を追い、県内だけでも「500枚以上はある」という膨大な新旧の地図コレクションを駆使してを掘り下げます。過去の姿を知り、今の様子を見つめ、未来の姿にも思いを馳せます。 県内で最も急勾配の鉄道(長野電鉄旧山ノ内線) 信越国境越えの頂上は黒姫(旧柏原駅) 明治の通称地名が今に生きる長野市街 姨捨駅のスイッチバックと名勝「田毎の月」 塩田平と別所温泉への鉄道 急坂途中の御代田駅はスイッチバック駅だった 碓氷峠ー軽井沢への急坂に挑んだ鉄道 軽井沢と草津を結んだ高原列車(草軽電気鉄道) なぜ内陸県に海の地名?(海ノロから海尻まで) JR最高地点の駅「野辺山」 シロウマかハクバか(白馬岳と白馬村) 山中の廃村と消えた地名(旧美麻村) 信州らしい「豊科」の地名が実は… 篠ノ井線の路線改良は未完成(明科・西条間) 「激変」した穂高岳付近の地形 松本の街を走った路面電車 変遷めまぐるしい中央分水界「鳥居峠」の交通路 ヒノキの搬出に活躍した木曽森林鉄道 中央西線の複線化と路線変更(南木曽・坂下間) 馬籠宿は「信州」ではなくなったのか 「諏訪市街地図」の発行時期を推理する 八ヶ岳西麓の曖昧な分水界(富士見町) 辰野の「大八曲がり」という伝説 伊那谷の河岸段丘を上り下りする飯田線 青い岩が次々と崩れる「青崩峠」

詳細情報

ISBN
9784784074105
出版社
信濃毎日新聞社
出版日
2022年9月15日
カテゴリ
地図