あらすじ
食を自分のアイデンティティとして捉える人々=フーディー。彼・彼女らの生活世界に、雑誌記事やテレビ番組、インタビューから多角的に迫る。「食の民主化」と「エキゾチシズム・真正性への希求」という食文化の両義性と、両者の緊張関係を析出する。 第二版序文 ジョゼ・ジョンストン/シャイヨン・バウマン 第二版叢書序言 叢書編集者シャロン・ズーキン 謝辞 ジョゼ・ジョンストン/シャイヨン・バウマン 序 論 フーディーのおいしい世界に足を踏み入れる 1 フランス料理の没落ーー料理の脱聖別化に関する歴史的展望 2 現代のグルメフードスケープーーフーディーと不平等 3 グルメフードスケープの主な特徴ーー嗜好とトレンド 4 各章の概要 第1章 フーディー・オムニボア・言説 1 食と嗜好の研究への招待 2 言説・民主主義・卓越化 3 「フーディー」とは何か? 第2章 真正性を食べる 1 真正性を取り出す 2 真正な食べ物の諸次元 3 真正性の文化政治 第3章 料理上の他者ーーエキゾチシズムの探求 1 料理植民地主義? 2 料理コスモポリタニズム? 3 エキゾチシズムの操作化 第4章 フーディーをめぐる政治ーーこれはおいしい革命だ! 1 政治的食事ーー歴史的展望 2 フーディーをめぐる政治で競合するイデオロギー 3 フーディーをめぐる政治の言説 4 フーディーは語るーー喜びと政治の均衡を保つ 5 結論 第5章 階級と階級の不在 1 グルメフード記事のフレームーー不平等の隠蔽 2 階級不在を維持する三つのフレーム 3 オムニボアとしてのフーディーーー俗物性の拒否と地位の交渉 4 階級と地位に関する結論ーー最小化されているが、やはり関連している 第6章 食に心を配るーーフーディーのキッチンに見るジェンダー実践 ケイト・ケアンズ/ジョゼ・ジョンストン/シャイヨン・バウマン 1 ジェンダー化されたフーディーへの招待 2 ジェンダー・食・アイデンティティ 3 フーディー文化に見るジェンダー実践 4 喜び 5 ケアワーク 6 知識と熟練の技 7 結論ーーフーディーはどのようにジェンダーを実践しているのか 結 論 フーディーの連続性・変化・道徳的両義性 補遺A インタビューデーターー方法論と質問 補遺B インタビュイーの基本属性 補遺C 言説分析ーー方法と結果 参考文献 監訳者あとがき 村井重樹 事項索引 人名索引